movies2004

2004年にスクリーンで観た映画(大半試写会です。イベント上映のもあるので時期が一般とはあわないものもあります)のひと口感想です。ipm.jのEditor's Roomに載せてた文面のままです。


1月の7本

二重スパイ どこが二重やねん。という突っ込みはさておき、ま、こんなものかな。ラストは、内容はともかく、映画的演出不足でしょう。
半落ち まじめに、落ち着いて撮られた一本、て感じです。
クリビアにおまかせ! 最初の10分でこれはすごいぞっ、と思いましたが、たいしたことなかったです。
タイムライン 原作は、さぞや面白かったんだろうな、とは思わせます。映画の方は、集中ポイント散漫。
解夏 こんなものなんだろうなぁ。どうも入り込めなかった感は否めないけど。
バレットモンク 子供向けライトアクション? 酷いとは言わないけれど、どっかで見たようなシーンばかりなのが寂しい。
ハリウッド的殺人事件 コメディに徹すれば、もっと良くなったんじゃないかなぁ。それにしても、邦題カッコ悪〜


2月の7本

フルタイム・キラー 殺し屋モノの王道を行く展開な感じっすね。まぁ、こんなものでしょう。
レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 昔の大島渚監督作品風と言って理解できる人はいるのか?(笑) 本気なのかギャグなのか、「ミョー」にハマレナイ人には駄目だろうなぁ。原題が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・メキシコ」というあたりからも、監督のオチャラケ感が滲み出ていないか?
ペイチェック SFとしてはザル設定だけど、なかなか楽しめました。
ぼくは怖くない いかにもイタリア映画って感じでした。広い絵は美しく、監督はビデオ嫌いなのか、その絵では小さなTVじゃ判らんだろう、というシーンも。
花とアリス 相変わらずうまいなぁ。シネアルタも進歩したねぇ。もちょっと短くてもいいとは思ったけどね。
イノセンス うおーっ、押井節炸裂。セリフが難解で、聞き取りにくい場面も。相変わらず古典や聖書からの引用多し。「天使のたまご」の直系? まぁ、あちらの方が遥かに、だけどね。
赤い月 まぁ、こんなものでしょうね。こんなこともあったのかな? という程度。ビミョーに歴史外しているような気もするけど、それは私の知識不足かも。


3月の3本

チャーリーズ・エンジェル フル・スロットル ちょ〜漫画。とはいえ、こういうのもイチジャンルなのでしょうねえ。
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 CGすごいね〜 でも、アカデミー賞11部門に値するかというと、どうなんでしょ? 原作の関係なのだろうけど、内容にしては長すぎ。
ジェイド え? そんで終わり? な感じでした。


4月の2本

ジャンプ まず、ミスキャスト。その上、前半のねむ〜い展開。
APPLESEED 原作の雰囲気とはかなり違ってましたが、いかにもジャパニメーションな、悪くない展開でした。ただ、モーションキャプチャ系キャラの動きに最初馴染めませんでしたが。


5月の2本

CASSHERN ストーリーを追うのでもなく、演技を堪能するでもなく、ただ、疲れ目と戦いながら。映像、動き、スタッフの気合を追うべし。
ル・ディヴォース パリに恋して ラブ・コメかと思ったら、なんだか判らない世界観というか、フランス人とアメリカ人が、互いに自虐的に皮肉ってるだけというか、何に注目して観たらいいんでしょう?


6月の4本

天国の本屋〜恋火 なかなか良かったのですが、浅いですね。脚本の苦労が見えてしまうのも、う〜む。
エージェント・コーディ お馬鹿映画かと思って行ったのですが、子供向け007モノでした。無難にまとまってましたが。
海猿 うーむ。展開がかったるいやう。長いし、TVシリーズに繋がっているのか、手抜きすぎ。
世界の中心で、愛をさけぶ 映画的には、まぁ合格点なのかなぁ。そりゃもう、大急ぎ低予算でウリャッって作った感がアリアリです。これが小説だったら、白々しい展開に閉口かもね。


7月の2本

セイブ・ザ・ワールド 原題は「THE IN-LAWS」(邦題「あきれたあきれた大作戦」)のリメイクだったのね。それでもまぁ、なかなか笑えた息抜きに丁度良い作品でした。
スチームボーイ 年月が経ち過ぎたというより予算の都合か、作画にバラつきがあって、ちょと気が抜けますね。内容についても、何に注視したらよいのか散漫。でもまぁ、こんなものかな。相変わらず音楽の使い方は上手いね。


8月の4本

アイ, ロボット ストーリーは漫画的なのですが、近未来の感じが、なかなか良く楽しめました。
ハリーポッターとアズカバンの囚人 原作が長いので、途中ややだれるところもありましたが、頑張って仕上げた感は伝わってきました。このシリーズ、どんどん原作のページ数が増える傾向にあるんだけど、次はどうなるのやら。
サンダーバード うーむ。もっとマニアに受けるような小技の多用を期待したのですがねぇ。まぁ、サンダーバードでドラマとなると、こうなっちゃうのかな。
華氏911 なかなか良かったですが、テーマが広くなってしまったせいか、前作程のパワーは感じませんでした。ムーア的手法に、こちらが慣れてしまったのかも知れませんが。


9月の1本

草の乱 実話の映画化です。もう、手慣れた感じ。


10月の1本

昼顔 古いフランス映画です。ゆるやかな編集が時代を感じさせますなぁ、という程度。


11月の0本



12月の1本

Mr.インクレディブル 面白かったです。キャラクターが前面に出てくるという、アニメの王道な感じ。


2004年は、34本鑑賞しました。本数が減ったのは、島暮らしのせいもあるけど、犬を飼い始めた、というのが一番の理由かな。(笑)
ベスト1は、「アイ, ロボット」かなぁ。とはいえ、万人にはお薦めしませんが。